百人斬り百人斬り 南京の百人斬りは新聞記者の創作で、 その事実がありえないことを山本七平は立証した。 虐殺された人数が多い方がいいと思う人は、 多いという説なら直ちに理解し、 少ないという説なら全く理解しない。 自説に荷担する説なら直ちに理解し、 そうでないという説なら全く理解しない。 理解は能力でなく願望だ。 イデオロギーの相違は根本的かつ絶対的で、 話し合いで解決できるものではない。 話し合いで理解に達したら、 それは理解したのではなく屈伏したのだ。 かくて問答は無用である。 その解決策は合戦あるのみである。 戦争はこのためにあって、 それは人類に必須のものである。 (山本夏彦) ジャンル別一覧
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